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弁護士は会社の顧問をやったりして収入の安定を図るのが普通でしょうが、私は会社関係や商取引の事件より、人がより身近に感じられる家事や民事に関心が向いて、自然と家事や民事の事件にしぼってしまい、その他過ちを犯しても立ち直りの可能性がある少年事件をやってきました。
　従いまして私の守備範囲は、家事では相続、遺産分割、遺言、遺留分減殺、離婚、親権といったこと、民事では借地借家、不動産売買、境界争い、交通事故、損害賠償（子どもに関するいじめ、学校事故も含む）、少年事件といったことです。
　中でも相続と離婚は一番関心があり、特に相続問題は奥が深く、開拓されていない未開拓地といった気がします。事件件数は多いとしても、当事者間の話し合いや調停で解決され、判例になっている部分が少ないからかも知れません。
　簡裁の調停委員を長くさせてもらったこともあり、和解の余地がない場合は別として、なるべく話し合いでの解決あるいは調停をまず考えています。それは費用の出費を抑えることにもつながります。